† また会う日まで
もうすぐ10周年とかいうめでたい日記の次がこれっていうのもなんかあれなんですが。
土曜日に実家の愛犬が旅立ちました。15歳と8ヶ月。長生きした方だよね。
昼頃、亡くなったという連絡が来て、その時遊びに来ていた黒ちゃんには悪いことをしたなーって感じだけど、作業に区切りついたところで帰ってもらって、急遽実家へ。
これまたタイミング的にどうなのよと思いつつ、本来なら日曜日(今日)持って行く予定だった父の日のプレゼントも積んで。
寝てるようにしか見えないんだよね。
晩年、ずっと寝っぱなしで、私が遊びに行っても愛想のひとつも振りまかない(萌ちゃん曰くツンデレ)犬だったから、その時の寝ている姿と全然変わらなくてね。
いつもみたいに鼻先つついたら起きてくるんじゃないかと。そう思ってつついても、やっぱり起きないわけで。
足はもう冷たかったけど、痩せた身体はまだほんのり温かかったです。
夕方、火葬場の予約。なんで予約する場所に『虹の橋と雨降り地区』のプリントアウトが置いてあるんだよ。内容知ってたから思い出しただけで涙腺緩むじゃないか。内容知らなかった萌ちゃん読んで泣いてたぞ。
翌日の夕方の予約が取れて、骨壷なんかも全部買って、家に帰って。その道すがら帰ったら起きてないかななんて思う。
夜、いつもは2階で寝ている両親も揃って、家族全員で犬と一緒に眠って。
「狸寝入りしてないで早く起きないと燃やされちゃうぞー」なんて言いながら、みんなで身体をつついてみたり。
棺は萌ちゃんが選んで買ってきた籠。お気に入りの玩具と、最近いつも枕にしていた犬のぬいぐるみと、好きな食べ物と、庭に咲いていたアジサイの花を一緒に。
そこまでしても、まだ寝てるようにしか見えない。
花に埋もれていたって、家族に悪戯されて毛布の中に埋まったりマフラーに塗れたりしていた姿とダブっちゃうよ。
ペット用の火葬場は、ちょっと立派な焼却炉。
ペット葬儀屋のお兄さんが神妙な空気で雰囲気盛り上げてくれちゃって、こっちは我慢してるのにそんなにお別れムード盛り上げてくれなくていいのに、「身体があるうちは聞こえているって言いますから、最後にお別れの挨拶を」なんてさ、本当にもう、演出してくれなくていいって。
骨になるのはあっという間。1時間も掛かりませんでした。
シーズーなのに毛を短く刈り込んでいて、萌ちゃんが肉球大好きだから、足の毛も短くて、フローリングの部屋を歩くとチャッチャッチャッて爪の音がするんだ。
忌明けだ!(いや、本当は四十九日で忌明けだけど)って、皆で外食して、帰って、そこにはもう骨壷しか無いんだけれども、その足音が今にも聞こえてくるんじゃないかと、そんな気がしてならないまま実家を後にしました。
次行った時も、ドアを開けたら愛犬の名前を呼んでしまいそうで怖いです。
そんなに溺愛してたわけじゃないはずなのにね。
そろそろ、虹の橋に着いてるのかな。
自分のこと人間だと思い込んで犬嫌いだったキミが、虹の橋で他の動物と仲良くできるか心配だよ。
コメント
旅たつ者には最高の敬意と恩恵を。
誰より優しく、誰よりも温かく愛し、
そして愛されて、共に歩んだ日々は
オレンヂ色に輝いています。
私達は忠義と敬意と志を忘れぬ最高の
仲間を手にし、共に家族の一人として
生きてきています。ただ少しだけ、
私達が長く生きているだけです。
時間としては彼らの世界では長い方
ですが、それでもこちらとしては、
悲しみが尽きないものですよね。
ですが、最高な人達に愛されて愛して
過ごした時間は他の誰にも味わえぬ、
とっておきの家族の時間です。
今は住む世界が違っていますが、
いつも家族の一人一人の守護者として
見守っているのは彼らの志です。
この世界に生きる者は、見守ってくれてる守護者を
何時までも心の中で生き続け、何時までも時間の
針が刻む限り決して敬意を忘れず、その分だけ沢山
生きて、自分らしく人生を真っ当する
ことかなって私なりの持論ではありますが、少しでも
励みになり慰めになればと思っています。そういえば今から
2年前、私の実家のマルチーズの摩輪も同じく犬嫌いでパンクな
奴ではございましたが、彼も死の間際、誰に告げるわけでもなく
たった一人、離れて暮らしている私のところに妙な力を使い
私を呼び寄せました。私は実家嫌いなので近づくこともなかったの
ですが運転中バックミラーに何重巻きにもして吊るしていたロザリオ
が千切れることなくズルリと落ちまして、その直後に「心筋梗塞で死にそうだから」と
実家からTELがありました。私が一目会わせて撫でたあと、辛くなることを共に志を
持つ者として拳をぶつけ合うかのように、お互いに鼻をくッつけあいにらみ合ったあと、
あえて抱き上げずその場を去って30分後に
彼もこの世界を後にしました。
今ではそのロザリオは私の家での守り
として私が仕事に行く前は必ず、十字
を切り、安全を祈る欠かせぬ物となりました。
動物って其々の想いが強くて特に犬は主人のために命こそ張り
周り(犬同志)のとの共存を拒んでも
貫く志が其々にあるようです。
少し長話になりましたね。
私が何かいうよりも彼らと生きてきた
繋げてきた想いと志は貴方様の中に
そして一人の一人の家族の中で生きて
います。私から贈る言葉は一つだけ。
必ず笑って感謝して向かい合える日々
はまた来るのだから、想いを胸に強く
より強く生きてくださいな。
いかんいかん、上目線だ。
私の悪い癖ですね。
お相手はアンジェでした。
Posted by: anGeLo-03 | 2008年06月16日 07:13
ボクも十数年飼っていた犬が死んだ時は会社から戻って号泣しました・・・(iдi*)
なんとも言えない切なさがこみ上げてきますよね・・・
ご冥福をお祈り申し上げます
Posted by: アルヴィーゼ | 2008年06月16日 20:41
動物と付き合っていると、どうしても避けられないんですよね。
私も何頭見送った事か。
うん。大丈夫です。向こうで上手くやってますよ。
ご冥福をお祈りいたします。
Posted by: えび | 2008年06月17日 12:00
コメントありがとうございます。
あまりしょげていると、ヤツの「しょーもねーなー」って感じの溜息(鼻息)が聞こえてきそうなので、
そろそろ元気出しますヨ!
Posted by: 悠貴@館主 | 2008年06月17日 22:34
写真のたれ具合が可愛いマッシュ君のご冥福をお祈りします(=人=)
タイトルにもなってるけど
私も動物や誰かと死別で一時の別れとなる時は
「またね」って言ってます。
悲しみと共に「あの時こうしておけば、ああしておけば」って後悔は尽きないんだけど、それ以上に「ありがとう」って思える日々があるから、後は再会する日までもうちょい頑張って生きないとなって思うし、次に一緒に暮らす動物が現れた時は、その子にできなかった事をしようと思ってる。
別れを惜しんだ後にちゃんと浮上できるのなら、一時悲しむのは無理してふっきるよりも大切だと思うので、溜息(鼻息)吐かれつつも惜しんであげればいいと思うですよ。
Posted by: キョウ | 2008年06月19日 01:44
コメありがとん。
私は思い出満載の家から既に出てしまっているので、
ある意味楽っちゃ楽なのではありますが(´・ω・`)
動物アレルギーなので多分次は無いんだぜ……
Posted by: 悠貴@館主 | 2008年06月21日 14:03